DataPortal のコピー
背景
DataPortal は個人(社内)で使うのは素晴らしいが、これを使ってビジネスでスケールアウトさせようとすると、いろいろと問題が出る。 とりあえず、コピーをして複製を作り、その複製に対して設定を変えるという手作業でなんとかしのげそうなのだが、コピーそのものがうまくいかない。
コピーの理解
DataPortalとデータソースは別物
DataPortalをコピーすると、当然紐づけられているデータソースもコピーされると思うだろう。 実際、自分で作った(カスタム)データソースは自分でコピーする際に、デフォルトで選択肢として表示される。 ところが、他の人がDataPortalをコピーしようとすると、そのデータソースが共有されていない場合、 デフォルトの選択肢として表示されない。
解決策
コピーする人にデータソースを共有する
データーソースの共有は閲覧者としてのみでOK.。ダウンロードや印刷、コピーを禁止しておく。 一方で、データソースの先のアクセス権は、データソースの「データの認証情報」が「オーナー」にセットされていれば、データソースへはオーナーの権限でアクセスしに行くので、問題ないだろう。 DataPortalそのものはその作成者(複製者)の権限でデータソースにアクセスしに行くので、これらのコンボ技でDataPortalが見える人なら閲覧することが可能となる。
コピーした人が複製されたDataPortalの共有権限を設定する
複製元のDataPortalの共有設定は複製先のDataPortalに継承されない。ゆえに他人に見てもらうのであれば、複製されたDataPortalの共有設定を忘れずにする必要がある。
Google Analytics の tracking ID もコピーする。
コピーされないので、こちらもコピーする。
まとめ
- DataPortal とデータソースは別物
- だからコピーにはデータソースの共有も必要(閲覧者でOK)
- 複製されたDataPortalの共有設定は忘れずに。