夏休みの宿題のスプリントプランニング
背景と導入
夏休みの宿題のようなすぐに終わらない課題を計画的に行うのは非常に難しい。受験もまた同様である。
アジャイルでは時間に対してタスクを割り当てる。この考えを導入する。予定が分かっている直近の2,3日の時間に対して優先順位の高い勉強を割り当てる。その日の割り当てられた勉強が終わればフリータイムだ。
やること
タイムボックスの見積もり
- 一日に勉強できる時間を割り出してもらう。例:10時間
タスクの見積もり
- 勉強する内容を量(ページ毎)とかかる時間の見積もり(単位は時間)をタスクとしてポストイットに書いてもらう。
- 0.5時間以外の端数、例えば1ページ10分くらいのものは3倍した量をタスクとして、ポストイットにする。
- 逆に2時間を超えるものは2時間以下に抑えるように分割する。
- 上記の作業は10分以内に終えるようにする。
計画
- 2~3日後までの予定をたてる。以下は一日毎の話である。
- 既に何か予定(習い事やプール、映画、花火なども含め)があれば、1日の勉強時間から引く。
- その勉強可能な時間×0.6をかけた時間を算出する。例えば10時間なら6時間となる。習い事で5時間使うなら5時間に対して0.6をかけて3時間となる。
- 毎日やる勉強と夏休みの宿題などがこの時間に達するように、貼っていく。
- 合計してその一日の合計に達していれば終わり。
- そんなに時間はかからないと思うが5分くらいでまとめる。
実行
- その日のタスクが終了すれば、残りはフリータイムで、テレビでもゲームでもやってもいい。
- もちろん次の日のタスクをやって、次の日のタスクの終了を早めてもいい。
- 夜に、計画を終わったかどうかの確認レビューと、振り返りを瞬時にすます。
- もし終わっていないものがあれば次の日に持ち越される。 (特に時間に関して)改善点などの振り返りを聞く。特になれば終わる。
- もし明日の予定が変更されたなら明日の計画の変更をする。
- 明後日の予定も計画する。
- 全体を5分くらいですます。長くても10分。
注意点
- その日のタスクが全て終了したからといって追加されることはない。
- もしやった場合は次のタスクを減らす
- 長期的な計画はたてない。時間があって、そこに勉強時間が割り当てられる。勉強に対して時間を割り当てない。
- いつも時間を測る。百均タイマーが便利。