中野智文のブログ

データ・マエショリストのメモ

word2vec の demo word を colaboratory で

背景

word2vec を使ってみたいが、colaboratory で試してみる方法が分からない。

方法

https://colab.research.google.com/drive/1VhlWwexI2FR0eT288Mbv_D4uWbqHo2mK

解説

demo をたぐると、次のオプションで学習しているらしい。

-cbow 1 -size 200 -window 8 -negative 25 -hs 0 -sample 1e-4 -threads 20 -binary 1 -iter 15
fi

これらを考えると、オプションは、

word2vec.Word2Vec(corpus_file='text8', sg=0, size=200, window=8, negative=25, hs=0, sample=1e-4, workers=20, min_count=5, iter=15)

となった。

まとめ

なかなか終わらない(20分くらいかかるかも)。GPU にしても効果なし。

Cloud FunctionsとPubSubを使ってGCPの予算アラートをslackに通知

背景

GCPの予算アラートをslackに通知したいが、GCPの予算のアラートに無駄金を使わないために、GCPのサーバレスの機能を使って実現したい。

手順

  • PubSub を作ろう
  • Slack で通知のためのWeb Hook を作ろう
  • Cloud Functionsで関数を作ろう
  • GCPのお支払いで設定をしよう

PubSub

ただ名前を作るだけ。GCPに閉じているのでAPIキーなどは必要なし。

Slack で Web Hook

次のページを参考にして作る。

get.slack.help

Cloud Functions

トリガーは前述の pubsub で作ったトピックに設定にする。

基本的にはここを、

Cloud Pub/Sub Tutorial  |  Cloud Functions Documentation  |  Google Cloud

しかし、内容的(slack通知など)にはここを参照

www.topgate.co.jp

const { IncomingWebhook } = require("@slack/client");

/**
 * Background Cloud Function to be triggered by Pub/Sub.
 *
 * @param {object} event The Cloud Functions event.
 * @param {function} callback The callback function.
 */
exports.helloPubSub = (event, callback) => {
  const pubsubMessage = event.data;
  const name = pubsubMessage.data ? Buffer.from(pubsubMessage.data, 'base64').toString() : '{}';
  const data = JSON.parse( name );

  if (typeof data.costAmount === "undefined"  || typeof data.budgetAmount === "undefined" ||
      data.costAmount <= data.budgetAmount ) {
    callback();
  } else {
    
    const body = {
      attachments: [{
        text: `Price: ${name}!`,
      }]
    };
    const webhook = new IncomingWebhook('https://hooks.slack.com/services/XXXXXXX');
    webhook.send(body, (err, res) => {
      if (err) { console.error(err); }
      if (res) { console.log(res); }
      callback();
    });
  }
};

GCP でお支払い設定

次を参考に www.topgate.co.jp

pubsub のトピックに紐づける。

注意点

  • 1日ごとの累計などは分からないので、突発的に利用料が増えた場合のアラートなどには向いていない。
  • 予算超過の関係なしに通知は1時間ごとに来るのだが、そのあたりの話はどこにも書いていない。いろいろ悩ましい。
  • 見ての通り、関数内で予算を超過したかを判断する必要がある。
  • テストは jsonbase64エンコードしたものを送る必要がある。

pyplot で背景とグリッドに色を付ける

背景

google colaboratory は無料で jupyter notebook を使える環境で最高なのだが、一部微妙にカスタマイズされていて困ることがある。 例えば、pyplot の背景が、グレーになっている。

具体的には、素のjupyter notebookだと、

f:id:nakano-tomofumi:20180720195641p:plain

という感じだが、colaboratory だと

f:id:nakano-tomofumi:20180720195810p:plain

というように、背景がグレーになって、seaborn 風になってしまう。 (データが違うとかそういう話ではない)

論文とは限らないが白黒の出版物に出すのに、グレーの背景はまずい。

背景を白にする。

これは簡単で、

ax.set_facecolor("white")

とすればよい。

これが f:id:nakano-tomofumi:20180720201137p:plain

こうなる。

f:id:nakano-tomofumi:20180720201156p:plain

ただこのままだと、グリッドの線も白なので、何も見えなくなってしまう。

グリッド線に色を付ける

色は悩ましいが、真っ黒だと目立ちすぎるので出版物としては怪しいが、薄い灰色にしてみよう。

ax.grid(color='lightgray')

f:id:nakano-tomofumi:20180720201440p:plain

やっぱり気になった。完全な黒で点線にしてみよう。

ax.grid(color='black', linestyle=':')

f:id:nakano-tomofumi:20180720203049p:plain

まとめ

colaboratory の pyplot の背景を白にすることができた。また同様にグリッド線も黒にすることができる。

pyplot は eps も出力できるので、本格的に使うときはそのような機能も利用したほうが良いだろう。

SQLクエリのみでCREATE TABLEを使わず一時的な小さなテーブルを作る

背景

SQLクエリのみでCREATE TABLEを使わず一時的な小さなテーブルを作りたい時がある。

例えば、{'ios': 1, 'android': 2, 'windows': 3} みたいな小さなテーブルが一時的に欲しいことはある。 それがないために、IF(os_id=1, 'ios', IF(os_id=2, 'android', IF(os_id=3, 'windows', NULL))) AS os_name みたいな謎のクエリを書いた上で WHERE os_name is not NULL のような条件式があったり、難しい。

もし小さなテーブルがあればJOINするだけなのにと思う。ある条件にて複数行にすることは ARRAY と UNNEST を使ってできなくはないが、より可読性が落ちる。(JOINの方が可読性が高いと思っているのは私だけかもしれないが)

UNION ALL でひたすら結合する方法

例:

SELECT
  1 AS os_id, 'ios' AS os_name
UNION ALL SELECT
  2 AS os_id, 'android' AS os_name
UNION ALL SELECT
  3 AS os_id, 'windows' AS os_name

ARRAY を UNNEST する方法

例:

SELECT
  _os.id as os_id,
  _os.name as os_name
FROM (
  SELECT
    [STRUCT(1 AS id, 'ios' AS name),
    STRUCT(2 AS id, 'android' AS name),
    STRUCT(3 AS id, 'windows' AS name)] os)
JOIN
  UNNEST(os) _os

両社とも BigQuery (標準SQL)にて確認。

luigi RangeDaily にて謎のエラー

背景

luigi RangeDaily の謎のエラーについて書く。

なお、RangeDaily については下記記事を参照。 nakano-tomofumi.hatenablog.com

ValueError: invalid literal for int() with base 10: 'None'

RangeDaily のパラメータ now が None であると怒っている。しかし、デフォルトがNone なのである。謎であるが…

対応

import time
...
    RangeDaily(....
           now=int(time.time()),
           ...)

now を具体的に与える。「他は datetime.date 型とかで与えているのに、ここだけunixtime秒かよ」とか突っ込みたくなる気持ちがある。

luigi.parameter.UnknownParameterException: XxxXxxx[args=(), kwargs={'parameter': 'XXXX', 'None': datetime.date(2018, 4, 26)}]: unknown parameter None

date パラメータとかに入ってほしいのに、None というパラメータに無理やり日付を入れようとしている。

対応

    RangeDaily(....
           param_name='date')
           ...)

RangeDaily にて日付の入ってほしいパラメータを、param_name にて指定する(この例の場合は date)。 これを指定しなくてもうまくいく場合もあるんだが…

aws s3 のファイルを圧縮しながらストリーミングでgcsに置く

背景

早い話が、gsutil の -z オプションの挙動(静的ホスティングじゃないとき)がよくわからなかったから。

cp - Copy files and objects  |  Cloud Storage Documentation  |  Google Cloud

コマンド

aws s3 cp s3://your-s3-bucket/your-file.txt - | gzip -c | gsutil cp - gs://your-gs-bucket/your-file.txt.gz

ちなみにこういう場合、通信料金的には s3 が置いてあるリージョンのEC2の(マイクロ)インスタンスがおおすすめ。

注意

aws のプロファイルが一つじゃなく、.boto ファイルとかを頑張れ、-z オプションの挙動に納得しているなら gsutil だけでいけそう。 もっというと、複数同時に走らせたりとかも可能みたいなので、できる方はそちらで。

google cloud storage の権限は defacl でバケット単位で設定する

背景

google cloud storage を使って共有しようと思ったが、設定はどうやるのか?

方法

  • gsutil defacl コマンドで(バケット単位で)設定する。
  • 既存のファイルについては、gsutil acl コマンドの -r オプションで追加する

例(user@example.comさんにread 権限を与えるケース):

gsutil defacl ch -u user@example.com:R gs://your-bucket
gsutil acl ch -u user@example.com:R -r gs://your-bucket

どうしてか

単なる ACL の設定だと、ファイル単位でしか設定できない。 よって新規のファイルが現われたときに、その都度設定する必要がある。

新規ファイルのデフォルトのACLを設定をするのが、gsutil の defacl コマンド。 Webのコンソール画面からは、デフォルトのACLの設定ができない(確認さえできない。糞)。

詳しくは以下のページが参考になる。

iga-ninja.hatenablog.com

その他

可能ならば、ユーザ単位で権限を設定するのでなくグループ単位で設定したい。